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真ん中の娘

次女(小5)が宿泊学習へ出かけました。

 

夕飯の後、ふと考えました。

長女(中3)に「一人っ子状態になるのって、もしかして初めてだっけ!?」

長女は一瞬考えて、ニンマリしました(笑)

 

産まれた時には兄がいて、4歳になると自分よりも可愛がられるであろう妹が産まれ、たえずきょうだい誰かは一緒…

 

長女はよく「自分のペースでやる事を進めたいのに!!」と言っていました。

 

ようやくその時がやってきたようです。次女が帰ってくるまでのふた晩限定ですが…

 

 

私が勉強しているアドラー心理学では、その人の性格形成に最も影響を及ぼすのはきょうだい関係である、と考えます。

 

うちで言うと、長男は初めての子で、長女が産まれるまでは家族の注目を一身に集めます。長女がうまれるとその地位は脅かされますが、やることは妹よりも上手にできます。

 

長女は産まれた時は注目も浴びますが、何をやっても叶わない兄が常にいます。手本にはなりますが。そして次女が産まれると一気に「お姉ちゃん」として振る舞わなければならなくなります。

 

次女は天真爛漫に、長男長女の様子をよーーく見ながら、したたかに?育ちます。

でも、やることはやっぱり、上には叶わないことが多いですね。

 

 

そんな関係性から、家での居場所や親の愛を獲得するための方法を試行錯誤していくのだと考えるのです。

 

 

長女に小さい頃の記憶を聞いてみると、「兄より目立とうとして必死だった」と言う答えが返ってきて驚きました。

「そんな風に思ってたの!!?」

 

確かにですね、ピンクのフリフリワンピースが大好きでした。

どこで覚えたのか、体をしならせてプリキュアの変身ポーズをしてました(笑)

カメラを向けると、こちらがキュンキュンしちゃうポーズをとってました!

 

それがいつの間にか水色が好きになり、感情表現もクールになっていったんですが、てっきり成長の証だと勘違いしてました。

 

「可愛さでは赤ちゃんには叶わない」ので路線変更してたんですね、無意識に!!!

 

悪いことしたなぁ、と今は思います。

「そんな無理しなくても、あなたは私の大切な子だよ。好きなようにしていいんだよ」と言ってあげられる知識を私が持っていたら、3年間の不登校という大変な思いはしなくて済んだかもしれません。

 

 

とは言え、過去は変えられないし。

今はその経験を活かしつつ楽しそうに学校へ行っているし。

前を向くための力にはできたのでよしとしたいと思います。

 

今夜、長女にちょっかい出したら怒るんだろうなぁ(笑)

好きな映画でも一緒に見てみようかなぁ〜。

嫌がられたら、それも楽しんでみようと思います。