いちご農家さんの哲学

西那須野の江連農園を知ってから、とちおとめはほとんどこちらで仕入れています。

 

手間を惜しまずに作っているので、自然の味がするのです。

 

無農薬だとか有機だとかは気にしていなくて、「美味しいいちごを作るための作業」をしていくといわゆる無農薬だとか有機だとかになる、そんな感じ。

 

そして仕入れに伺うと、いろいろ話してくれることがすごくいい勉強になります。

 

・傷んできた枝?はこまめにカット。引っこ抜くと株がダメになるから、ハサミで切る。

・それが500本くらいあるから大変だからやらない農家が多いけど、いちごのためにやる。

・気温や湿度はいつも違うから、同じことをやってるだけじゃダメ。

・田んぼやってても、こまめに見て回ってる人の米は美味しい。

・自然がなんでも教えてくれる、そこに目を向けていないと。

・土とか、苗から大事にしないと美味しい実にならない、人間も一緒だね。

・理論ばっかりじゃなくて、体動かさないと分からないよね。

 

江連さんのお話を伺っていて、この言葉を思い出しました。 

 

東井義雄『人生の詩』

 

人も物も あなたのまわりのすべてが

あなたの教科書

あなたの先生。

進んで問いかけていこう。

進んで学びとっていこう。

 

「一」を粗末にしては

「二」に進めない。

「三」「四」「五」「六」「七」

「八」まで進んでも まだ

「九」(苦)をのりこえなければ

「十」はつかめない。

 

実直に実践されているんですよね〜。

 

そして、器の大きい方の共通点。

全く偉そうでないこと!

そして、若い人からであっても常に学ぼうとしていること。

 

江連さんのいちごは、県内有名菓子店はもとより、東京の超有名店からも注文がくるいちごです。